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"学歴フィルターでナビサイト炎上?就活生からの告発が相次ぐ"の問題の本質は、学歴フィルターの存在ではない | 自分価値向上研究所

”学歴フィルターでナビサイト炎上?就活生からの告発が相次ぐ”の問題の本質は、学歴フィルターの存在ではない

学歴フィルターってなんか嫌な響きですよね。

この嫌な響きって多分、学歴”のみ”でそもそもエントリーできるかできないか決まるからじゃないかと思います。

大学生までは、ほとんどの人が今まで何か一つの”状態”で明確に評価されたことってない。

中学高校大学受験は本番のテストの点数次第です。

それまでの努力が反映されると言っても、あくまで評価対象はテストの場のパフォーマンス。

部活やってた人なら本番、試合のパフォーマンス次第なわけです。

つまり、その本番時の”状態”ではなく、あくまでも”結果”で合否や勝ち負けが決まってきたわけ。

なのに、就活になっていきなり学歴という”状態”で、ある意味エントリーの段階の勝ち負けが決まるわけです。

もはや就活が始まる段階で、学歴が企業の要求に達してない学生は門前払い。

で今回、また2019年卒の就活で学歴フィルターに関する問題があったようです。

学歴フィルターでナビサイト炎上?就活生からの告発が相次ぐ

超簡単にまとめると、帝京大学の学生がある企業にエントリーをしようと思ったら満席だった→どうも満席になるのが早すぎると思い、早稲田大学に変更し再度エントリーを試みたら空席が表示された→そこでツイッターでこの「学歴フィルター」のことを告発したら、結構バズって、結局企業が対応したようです。

さて、あなたはこれを聞いてどう思いましたか?

学歴フィルターが無くなって万歳!ですか?

それとも、学歴フィルターなんてあって当たり前じゃん、ですか?

まあどちらの意見もあると思うんですが、今回の問題の本質って学歴フィルターの有無じゃないと思うんです。

今回の問題の本質は、企業が学歴フィルターをオープンにしていなかったことだと僕は思います。

これがどう言うことか説明します。

採用に関しては、企業が学歴フィルターを敷いているかは基本的にわからない

まず学歴フィルターの前提として、学歴フィルターにはいくつか種類があります。

  1. セミナーに参加できない(参加しづらい)
  2. 書類選考で落とす
  3. 連絡の遅い早い
  4. リクルーターがつかない

主にこの3つがあると思いますが、この中でも特筆して多いのは2番の書類選考で落とすと言うパターン。

なぜなら、1と2は誰から見ても学歴フィルターと分かり批判されやすいからあまり実施しないのです。

一方書類選考なら、つまりエントリーシートの段階で落とすのであれば、学歴で落ちたのか能力で落ちたのか、企業内部の人以外は分からないので問題になりづらい。

そのため多くの企業が2の書類選考で落とすパターンの学歴フィルターを採用しています。

今回問題なのは、表向きはオープンにしていること

ただ、今回問題になったのは1のパターンで、そもそもエントリー・セミナーの段階から学歴フィルターが敷かれていたわけです。

帝京大だとセミナーに申し込めなくて、早稲田だと申し込めると言う。

これだと学生が今回のようにちょこっと大学変更して試すだけで学歴フィルターの存在がバレる訳で、案の定バレて問題になりました。

ただこれ、問題なのは1のパターンのエントリー・セミナーの段階の学歴フィルターと言うよりは、企業がセミナーに学歴フィルターをかけてますよと公言せず、あたかも誰でも応募できますよとしているところに問題があるのです。

つまり、問題は学歴フィルターそのものではなく、学歴フィルターをこっそり使っていたことなんです。

と言うのも、別にこの件に限った話じゃなくても、MARCH限定セミナーとか、早慶限定セミナーって存在するじゃないですか。

でもそれはいちいち学歴フィルターだって大騒ぎしませんよね。

これは学生もどこかで学歴フィルターの存在を半ば諦めていると言うか、少なくとも大騒ぎするほど反発していないと言うことでしょう。

ただ今回は、一見フェアに見えるセミナーで、実は学歴フィルターがあった、つまり学生側が騙された、時間を無駄にされたと思ったから声を上げて告発した訳です。

つまり、今回の問題の本質はこっそり学歴フィルターを使っていたと言うことなんですね。

この後、結局改善されるのか

今回の告発を受けて、企業側はこのような学歴フィルターを取り除いたようです。

ただ悲しいかな。

セミナーの段階で学歴フィルターが取り除かれても、結局エントリーシートの段階では学歴フィルターが存在するのではないかと思います。

そもそも今回問題になった企業がセミナーの段階で学歴フィルターをかけた理由は、恐らく採用にかける人員不足だと思います。

と言うか、ほとんどの企業はこの理由で学歴フィルターをかけているでしょう。

なぜなら、十分な人員がいれば、全ての人のエントリーシートを入念にチェックして、面接も全員行い学生を厳選していけばいい訳ですから。

ただ、ほとんどの、と言うよりほぼ全ての企業がそんな余裕ないために、学歴フィルターという一種の足切り制度を使う訳です。

他にこれといった足切り制度も現状ないので。(そろそろ変わるんじゃないかなと思ってますがその話はまた今度)

今回問題になった企業はなんなら中小企業。

採用人数も大手と比べて少ないし、採用にかける人数も少ない訳です。

いくらセミナーを全学歴の学生に解放したところで、採用人数&採用にかける人数が少ない現実は変わらないので、どこかで辻褄を合わせる必要が出てきます。

それはほぼ間違いなくエントリーシートでしょう。

こう考えると、帝京大学のこの女子学生の努力は、学歴フィルターの存在に疑問を呈するという意味では良かったかもしれませんが、肝心の自分のためにはあまりなってないのではないかなというのが僕の考えです。

ただ今回の件で、改めて学歴フィルターに対する関心の高さ、問題意識の高さが浮かび上がったという点では、意味のある行為だったと思います。

企業は学歴フィルターを堂々と公言すべき

今回の件を踏まえると、企業は学歴フィルターを堂々と公言すべきだと僕は思います。

堂々と公言すると言っても、日東駒専限定セミナー、MARCH限定セミナー、早慶上智限定セミナー、東大限定セミナーみたいな感じです。

そうでなく、今回の様に裏で実は学歴フィルターかけて批判されるくらいなら、エントリーシートの段階で学歴フィルターをかけた方がいい。

それなら真実は誰も分からないので、誰も必要以上に不幸になることも声を上げることもありません。(僕も就活生の頃はエントリーシートでバンバン落とされましたが、その中には学歴フィルターが原因のところもあったと思います。ただ、真実は誰もわからず、気にしてもしょうがないということで、必要以上に不幸になることはありませんでした。)

まあ今回の場合は、セミナーの段階から人手不足であったんだろうということもあると思いますが…。

以上でこの件に関する僕の意見は締めます。

学生はもう気にしてもしょうがないので、学歴フィルターなど気にせず、受けたい企業はバンバン受けちゃいましょう!(僕も就活生の頃は気にせず、戦コンだろうがなんだろうがバンバンエントリーしました笑)

まあ今後、AIによる面接やエントリーシートの精査の導入に始まり、いずれはその人の個人のビッグデータとして保存される時がくるでしょうから、そうなれば学歴フィルターなどなくなると思います。

直近では前者のAIに期待したいところです。

では。

コメント

  1. Press より:

    検証ありがとうございました