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自分の時給の計算方法2パターンと、計算するメリットを解説 | 自分価値向上研究所

自分の時給の計算方法2パターンと、計算するメリットを解説

あなたの時給はいくらですか?

アルバイトをしていた時は明白だったと思いますが、会社員になってからは自分の時給を把握していないのではないでしょうか。

計算した見たら、思ったよりも低いなんてことも…

また、自分の時給を計算することにより、2つのメリットがあります。

  • 自分の価値を知れる
  • 時間とお金のバランス感覚を身につけられる

この記事では時給をどのように活かせるのかを見た後、時給の計算方法について説明します。

計算方法だけ知りたい方は、活かし方の次にあるので飛ばして下さい。

時給を知ったらこのように活かせる

まずは時給を知ることでどのようなメリットがあるのか見ていきます。

転職

転職する際に今の自分の時給と転職した時の時給を比較してみましょう。

転職した方が額面上は給与が上がるかもしれませんが、時給換算してみると案外下がっているかもしれません。

また、仮に時給が下がったとしても、残業時間が大きく減るなどのメリットがあるのであれば、その転職もありです。

日常

「時は金なり」

自分の時給を知り意識することで、日常生活の行動指針にも活かすことができます。

例えば、あなたが新しく家を借りるとします。

今の所候補は2つ

  • 会社まで徒歩5分の7畳間:家賃10万円
  • 会社まで徒歩+電車で40分の7畳間:家賃7万円

この場合、比較対象は35分の通勤時間の差と3万円の家賃の差、通勤時のストレスでしょう(今回通勤時のストレスは置いておきます)。

電車乗車時間が30分だとすると、1ヶ月間で30分×2(往復)×20(労働日)=20時間を無駄にしていることになります(都内の満員電車を想定)。

もしあなたの時給が1500円であった場合、1,500円×20時間=3万円

この場合家賃分と通勤時間分の経済的損失はトントンです。

ただ、あなたの時給があと少しでも高かったら経済的損失の方が大きくなります。

また、上の例ですと金額上はトントンですが、その通勤時間分を読書などの自己投資に回せば、将来的に大きなリターンを得られる可能性も上がります。

このように、自分の時給を知っておくことにより、「時は金なり」ということを意識して行動できるようになります。

自分の時給の計算方法

では、実際に計算していきましょう。

手当や残業などの分を時給に含むか含まないかにより時給は変わってきます。

そこで、2つ計算モデルを提示しますので、自分の考え方によってモデルを選択してください。

モデル1

1年間の手取り÷1年間の実労時間=あなたの時給

一番簡単な計算方法です。
それゆえに残業時間や各種手当が含まれていますが、それを含めてこの会社を選んだ、それが自分の価値であると考える方はこの計算方法で良いです。

ただ、残業時間は通常時給の1.25倍の給料となるのが通常ですので、残業すればするほど時給が上がることになります。

残業できるほどの体力も自分の価値と考える人はこのままの計算式でいいですが、将来的にはもっとゆとりを持って働こうと考えている方は、次に紹介するモデル2を用いてください。

モデル2

毎月支払われる賃金÷月平均所定労働時間=あなたの時給

※毎月支払われる賃金=額面上の月給-(家族手当+別居手当+住宅手当+通勤手当+子女教育手当+1カ月を超えるごとに支払われる賃金+臨時に支払われる賃金)
※月平均所定労働時間=就業規則で確認 or (365日-所定休日)×所定労働時間÷12で計算

参考文献:東洋経済ONLINE

自分の労働だけにおける時給を正確に知りたい場合は上の計算モデルを用います。

ただ、こちらの計算モデルの場合、「基本給を高く設定して手当を無くしている企業」と「各手当が厚い企業」とを比較した時に、日系では各手当が引かれてしまうので時給が低めに出てしまう傾向があります。

そのため、同業界や似た体質の企業での比較の際は正確に測れる良い計算式ですが、外資系と日系を比較するときなどは注意が必要です。

固定残業制の場合

中には固定残業制が導入されている企業があります。

そこで固定残業制の分の賃金や労働時間はどうするのか。

これは無視で構いません。

給与管理がしっかりしている企業であれば、所定労働時間における自分の時給と同じだけが固定残業分として支払われているはずです。

実際正確に払われてない企業もあるかもしれないので、この際計算してみてはどうでしょうか。

労働裁量制の場合

労働裁量制を導入している企業ですと正確な計算はほぼ不可能です。

いつどれくらいの時間働いたのか正確に記録してないことがほとんどだと思うので。

この場合モデル2で計算することを勧めます

労働裁量制でも夜勤の場合と休日出勤の場合は給与が出ますので、その分を手取りと労働時間から除外して計算します。

モデルケース

上記のモデルを用いて、日系で働いている知人Aさんと外資系で働いている知人Bさんの時給を計算してみます。

大手IT系(SI)勤務26歳Aさんのケース

・月給:34万円(基本給24万円、住宅手当7万円、通勤手当2万円、資格手当1万円)

・ボーナス:30万円×2=60万円

・月平均所定労働時間:160時間

・月残業時間:20時間

・残業単価:[モデル2時給]1563×1.25=1,958円

・[モデル1時給]:年間の手取り(月給×12+残業代×12+ボーナス)÷年間実労時間(月平均所定労働時間×12+月残業時間×12)=5,148,756÷2,160=2384円

・[モデル2時給]:25万円(基本給+資格手当)÷160=1,563円

大手外資系コンサル勤務28歳Bさんのケース

・月給:43万円(基本給40万円、通勤手当3万円)

・ボーナス:50万円×2=100万円

・月平均所定労働時間:160時間

・月残業時間:70時間

・残業単価:[モデル2時給]2,500×1.25=3,125円

・[モデル1時給]:年間の手取り(月給×12+残業代×12+ボーナス)÷年間実労時間(月平均所定労働時間×12+月残業時間×12)=8,785,000÷2,760=3183円

・[モデル2時給]:40万円(基本給)÷160=2,500円

どちらもモデル1時給の方がモデル2時給よりも高くなっています。

これはモデル1時給には各手当や残業分が含まれているためです。

各手当が厚かったり、残業が多い場合はモデル1時給が特に高く出る傾向があります。

いずれにせよ、自分の時給を知り、転職した場合やフリーランスになった場合のことを考える際には、同じモデルを用いるのが良いです。

まずは計算してみること

「自分の時給」と検索すると多くのサイトがヒットしますが、各サイトで自分の時給の計算方法が違ったりしていて、どの計算モデルを用いれば分からないという状況に陥ることもあるでしょう。

しかし、大事なのは相対的な自分の価値を知ることです。

どの計算モデルを用いるにせよ、1つのモデルを選択したら、あとはそのモデルで自分の時給や転職した場合の時給、フリーランスになった場合の時給など計算すれば良いのです。

この記事の計算モデルを使用する場合、手早く計算したい人はモデル1、自分の能力を正確に評価したい人はモデル2を用いてください。

そうして自分の時給を計算したら、あとはどう動くかはあなた次第です。

時給を上げるために自己投資するもよし、通勤時間による経済的損失を減らすために会社の近くに住むのもよし、十分な時給を常にもらっていたから特に何もしないというのもよしです。

ただ、どの選択肢を選ぶにせよ、自分の時給を知っておくことは、あなたの意思決定の手助けをしてくれるでしょう。