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あなたが変われないのはなぜ?心理学と生物学を駆使してあなたは変われる | 自分価値向上研究所

あなたが変われないのはなぜ?心理学と生物学を駆使してあなたは変われる

「変わりたいのに変われない」

そんな悩みをあなたは持っているのではないでしょうか?

かく言う僕もそんな悩みを持っている一人でした。

  • 「明日からは朝早く起きよう!」→起きれない
  • 自己啓発本を読んで「よし、過去は気にしなくてもいいんだ!」→気にする

と言うように、全然変われない。

そして自己嫌悪に陥ると言う悪循環でした。

これは当然と言っちゃ当然で、私たちの身体には恒常性(ホメオスタシス)と言う、身体の内部環境を一定に保ち続けようとする機能が備わっています。ホメオスタシスとは?

一方、私たちの心もまた、「現状を維持しようとしている」と「嫌われる勇気」で有名なアルフレッド・アドラーは言います。

つまり、心も身体も私たちの「変化」を拒んでいるので、そりゃあ変われないよねって話です笑。

ではどうすればいいのか?

「少しずつ変化する」

ことです。

僕は割と完璧主義で、どうも0か1の思考をする癖があります。

つまり、やるかやらないかと言う思考です。

ただ、これだとどうしても心と身体に阻まれて変化することができない。

そこで、心と身体が許容できる範囲で「少しずつやる」

そうすればあなたも「少しずつ変化」できるはずです。

では、具体的にどう少しずつ変化していけばいいのか、僕はどう少しずつ変化したか、を見ていきます。

その前に私たちの変化を邪魔する心と身体の機能について説明しておきます。

私たちの身体を一定の状態に保とうとする恒常性

まずは私たちの身体の変化を邪魔する恒常性を見ていきます。

身体の外部環境の変化に対して
・暑くなったら体温が上がる→汗で熱を逃がして体温を下げる
・寒くなったら体温が下がる→筋肉を震わせて(シバリング)体温を上げる

身体の内部環境の変化に対して
・身体に栄養が必要→空腹感を感じる
・身体に水分が必要→喉が乾く

via:ホメオスタシスとは? – 自律神経失調症-完璧ガイド

実はこのように、恒常性(ホメオスタシス)は身体の状態を一定に保つと言う、私たちの生命維持に欠かせない役割を担っています。

恒常性がなかったら私たちはおそらく死んでます、恒常性ありがとう笑。

しかし、この恒常性により私たちの変化が妨げられているとも考えられます。

どう言うことか?

僕は高校時代まで、学校にはギリギリで登校するような、典型的な朝に弱いタイプでした。

しかし大学に入り、このままではいけないと6時に起きることを決心。

早く寝る、お風呂にゆっくり浸かるなど様々な方法を試したものの、6時起きを続けることができませんでした。

これを恒常性の観点から考察してみると、

朝8時起床→朝6時起床→ストレス発生→恒常性が機能→ストレスを緩和する為に、朝8時起床

と言うようなメカニズムがあったのではないかと思います。(一定の睡眠時間を維持しようとする、睡眠恒常性と言うものと同じかもしれない)

そこで、ストレスに対する恒常性の機能はどのようなものか調べたところ、一つの論文を見つけました。

私たちが外部からストレスを受けた場合、身体はどのような状態になるのか、「ストレス適応研究からみた 気分障害治療薬開発の将来展望」と言う論文にはこのように書かれています。

①生体のストレス刺激に対する抵抗力が一過性に減弱する「警告反応期」
②生体の恒常性維持機構が機能してストレス刺激に対する抵抗力が増大する「抵抗期」
③過度のストレス刺激により生体の恒常性維持機構が破綻し適応力を失う「疲憊期」

via:ストレス適応研究からみた 気分障害治療薬開発の将来展望

つまり、私たちはストレスを受けると、

抵抗力低下→一定時間後、恒常性が機能して抵抗力増加→過度のストレスにより抵抗力低下

と身体が反応するようです。

この警告反応期と抵抗期の間にストレスに対処できないと、恒常性維持機構が破綻してしまう、つまり精神的な病気になってしまうわけです。

そうならないために、ある程度のストレスでセーブしようと、恒常性が元の状態に戻そうとすると考えられます。

さて、結論は出ました。

私たちは、一気に習慣を変化させようとすると、大きくストレスを感じます。

すると、大きなストレスにより精神がやられないように恒常性が機能し、元の状態に戻そうとする。

そのようにして私たちはまた元の習慣に戻り、変化できないのです。

また、この恒常性だけでなく、心もあなたの変化を妨げています。

あなたは常に「変わらない」と言う決心をしている

あなたが変われないでいるのは、自らに対して「変わらない」と言う決心を下しているからなのです。

via:嫌われる勇気

どう言うことか?

詳しくは2年連続ベストセラーにもなっている嫌われる勇気(Amazonでサンプルページが見れます)を読んで欲しいのですが、簡単に説明します。

例えば「自分の成長のために勉強しよう!時間を作るために今度からは飲み会は断る!」

と、自己啓発本でも読んで決心したとします。

でも恐らく、結局飲み会を断れずに出席する。

そうです。

「人から嫌われる覚悟」を持たない限り、自分の思った通りに振る舞うことはできません。

自分の好きなように振る舞えば、多かれ少なかれ、あなたを嫌う人が出てきます。

それを受け入れるだけの覚悟がないと、あなたは一生変わることができないのです。

とは言っても、そんな覚悟は難しい。

そこで、僕がおすすめするのが「少しずつ変化すること」です。

少しずつ変化する

上記の生物学、心理学的観点を踏まえて、あなたが変化するための方法として「少しずつ変化すること」を勧めます。

その理由を、あなたの変化を邪魔する身体と心の機能に分けて説明します。

恒常性対策

恒常性は身体の状態を一定に保とうとする、言ってみれば”通常運転”を維持する機能でした。

身体の”通常運転”の状態を変えてしまえば、恒常性が働かなくなります。

あなたの”通常運転”とは何か?

”習慣”です。

習慣にさえなってしまえば、最初はストレスを感じていた事もストレスを感じなくなります。

故に、あなたが変化したければ、変化したいことを習慣にしてしまえばいい。

そうは言っても、いきなり変化させようとすれば恒常性があなたの変化の邪魔をします。

一気に変わろうと思うほど恒常性は強く働きます。

それなら、少しずつ変化すればいいのです。

そうすれば、恒常性もの働きも弱く、あなたは少しずつ変化できるはずです。

なるべく人から嫌われずに変化するには

あなたの心は常に「変わらない」と言う決心をしていると言うことは上で言いました。

また、変わるためには「人から嫌われる勇気」を持つ必要があるとも。

とは言っても、なるべく人から嫌われたくないもの。

では、どうすればいいか?

こちらも、「少しずつ変化する」事でなるべく人から嫌われずにあなたは変化することができるはずです。

例えば、先ほどの「自分の成長のために勉強しよう!時間を作るために今度からは飲み会は断る!」と言う決心をした場合だったら、いきなり飲み会の誘い全てを断るようにするのではなく、月に1回ずつ減らすようにする、と言うことです。

そうすれば、相手の相手に対する認識も「毎回誘ったらくるやつ→誘ったらほとんどくるやつ→誘ったら大抵くるやつ→誘ったら来るかもしれない→誘ってもあんまり来ない→誘っても来ない」と、ゆるーく変化していくでしょう笑。

まあ現実には「どうしたの?最近飲み会来ないね」と、どこかの段階で言われるかもしれませんが、そうしたら「最近習い事で忙しくて」とでもはぐらかしておけばいいと思います。

これを言うのが、いきなり全ての飲み会行かなくなった場合と、だんだんと行かなくなった場合では、相手の受け取り方がまるで違います。

恐らくいきなりだったら「そんなこと言わずにさー」とでも言われて、無理にでも断ろうものなら「嫌われる」のではないかと。

徐々に減らすのがポイントです。

結局少しずつ変えていくのが一番

生物学、心理学的に見ても、あなたが変わるためには「少しずつ変化する」のが、遠いようで一番の近道なようです。

僕は、以前はよく

  • よーし、明日から6時に起きるぞ!
  • よーし、明日から人の目を気にせず、自分の好きなことをするぞ!
  • よーし、明日から常に感謝の心を忘れないようにするぞ!

と意気込んでいましたが、無理でした笑。

一気に変わるのは身体にも心にも相当な負担がかかるので難しい。

それは今回説明した通りです。

少しずつ変化することで、身体や心の抵抗を最小限に抑えて変わることができます。

僕も上記の3つに対し、

  • 起きる時間を1週間で10分早める
  • 好きな事を1つずつする
  • 寝る前に今日起きた、良い出来事に感謝する

など、少しずつ始めて、徐々に理想の状態に近づいています。

急がば回れとはよく言ったもの。

あなたも「変わりたい」と思うことがあったら、一気に始めるのではなく、少しずつやって見てください。