「常に目的を意識して仕事しろ」
結構言われるんですよね、これ。
社会人だったら一度は言われたことあるんではないでしょうか?
で、目的を意識する理由って色々あると思うんです。
ただ、その中でも一番の理由は目的を見失わないためだと思うんです。
これだとそのままなので行間を埋めると、一番の理由は”本来の目的を見失って枝葉末端の問題にとらわれないようにし、目的を果たすため”になります。
言い換えるとこうも言えます。
”やった方がいい事”にとらわれず、”やらなきゃいけない”事に集中する。
物事って何やるにしても、やった方がいい事ってたくさんあります。
例えば、資料を作らなきゃいけない時にデザインをよくするとか、正しい言葉遣いに気をつけるとか。
資料を出す際にやった方がいいこと
この図の枝葉のことって、確かにやった方がいいんですけど、やらなきゃいけないかって言われるとそうでないことが多い。
資料だったら、一番大事なのは期日に出すことです。
もちろん、余裕があればデザイン良くしたり、内容を充実させたりした方がいい。
ただ、デザインや内容の充実にこだわるあまり、期日に遅れたら本末転倒でしょうと。
で、切羽詰まった状態になってやっと、期日に間に合わせるという本来の目的に沿った行動をとるようになる。
これに関して、先日こんな記事を見つけました。
簡単に要約するとこんな感じです。
話の中心は82歳の現役プログラマーの若宮正子さん。
CNNが若宮さんに関するニュースを自社のサイトで報じるために、若宮さんに英文での問い合わせメールを送りました。ただ、このメールの返信には、サイトの更新に間に合わせるために2時間以内での回答を求められていました。
英語が堪能でなかった若宮さんはまず、メールをGoogle翻訳に貼り付け日本語に翻訳。翻訳された日本語を読み、日本語で回答を作成。そして再びGoogle翻訳に貼り付け英語に翻訳し、それをそのままCNNに返信したのです。
まさにこれです。
丁寧な英語で返すとか、正しい解釈をしてしっかりした回答をすると言った枝葉末端にとらわれず、大事なこと、つまりCNNの問い合わせに回答することのみに集中して、しっかりと2時間以内に返信した結果、CNNのニュースで報じられたわけです。
しかもこのニュースがきっかけで、アップルのCEOであるティム・クック氏と会うことにもなりました。
切羽詰まった状況でも枝葉末端問題にとらわれず、返信するという目的を果たすためにできることを即実行したわけです。
いやあ、このニュースを見たときは驚きました。
82歳で現役プログラマーということもさることながら、見事に厳しい状況に対し無駄なく行動しているなと。
僕も見習って、常に目的を意識して仕事をしないとなと思いました。
最後にまとめると、何をするにしても目的を意識することが大切である。
理由は、目的を意識していないと、枝葉末端問題にとらわれて、本来の目的を達成できなくなるから。または達成できたとしても、付け焼き刃の質の低いものになってしまうから。
です。
目的を見失わないためにどうするかは、人それぞれ色々なやり方があると思います。
僕は※目的リストを作って、毎晩寝る前に”目的”をレビューしてます。
もしよければ試して見てください。
目的を見失わずに余裕を持って仕事できるかもしれません。
では。
※目的リストは、GTDという方法を参考にしています。興味ある方はGTDの記事も書いてますので読んで見てください。