【パワポ】利益改善のロジックツリーの作り方

利益改善_ロジックツリー

こんにちは、戦略コンサルタントのYuです。

この記事では、

  • 利益改善のロジックツリーの作り方・ポイントを知りたい
  • 見易くて綺麗なロジックツリーを作りたい

と言った方に向け、

  • パワポ で資料を作成する際の利益改善のロジックツリーの形
  • 綺麗なロジックツリーを作るポイント

をお伝えします。

もちろん、状況に応じて最適な形のロジックツリーを作るのがベストですが、先ずはこの記事で基本の形と作成ポイントを抑えておくことで、他の形のロジックツリーを作る際にも応用が効くはずです。

ぜひロジックツリーを作成する際の参考にしてみてください。

利益改善のロジックツリーの代表的な形の一つはこれ

今回は、パワポで作る機会の多い利益改善の代表的な形のロジックツリーのを作れるようになることをゴールとします。具体的には以下のスライドが作れるようになることです。

利益改善_ロジックツリー_ポイント

左側に利益構造のツリーがあり、右側にツリーの最小要素改善のための打ち手等を記載しています。

これは利益改善だけでなく、パワポでよく使う代表的なロジックツリーの形のため、これが作れるようになれば色々な場面で活躍するはずです。ぜひ習得してみてください。

このロジックツリーを作る際のポイントは大きく3つ、

  • 行列を揃える
  • 箱の大きさを揃える
  • ツリーに色をつける

です。

それぞれ細かいポイントですが、このポイントを抑えているか否かでかなり見た目に差が出ますので、綺麗にロジックツリーを作には絶対に遵守する必要のあるポイントでもあります。

一つずつ説明しますね。

ポイント1:行列を揃える

先ず、最も重要なポイントが行列を揃えること。

利益改善_ロジックツリー_ポイント1

このように行列を揃えることで、情報が整理されて見やすくなります。

通常、パワポは上から下・左から右に目線を動かして見ますので、自然に目線が移動できるように行列を揃えておくと、読みやすいと感じるようになります(列は大体の人が揃えていると思いますが、行を揃えていない人は意外と多いので注意ですね)。

一方、よく見られる以下のようなツリーだと、左→右上と目線を移動させなければならず、上から下の目線移動に逆らうことになるため、少し読みやすさが損なわれます。

利益改善_ロジックツリー_よくある形

またこの形の場合、分岐で要素の数が異なると、オブジェクトを整列するのにも時間がかかります。

ツリーと言うとこの形を想像される方が多いと思いますが、個人的にはコンサル資料では上記のツリーよりも、先に紹介した形の方がよく見ます。

もちろん、上記のようなツリーも個人の情報整理やツリーの広がりを見せたい場合に使うことはありますが、利益等数式にできるものを構造分解する場合は先に紹介したように、上端を揃えてツリーを作ることが多いです。

場面に応じて使い分けてください。

ポイント2:箱の大きさを揃える

次のポイントは、ツリーの箱の大きさを揃えること。

このように、箱の大きさを統一することで、箱の大きさに意味を持たせないようにします。

一方、以下のように箱の大きさがバラバラだと、箱の大きさに意味があるのかな?と受け手に変な疑問を抱かせてしまうため、よろしくないです(あえて大きさを変えて何かしらメッセージすることもありますが、基本は大きさは統一です)。

そんなの当たり前、と思う方もいると思いますが、意外とこれができていない人が散見されるのです。

そのような作り方をした人に理由を尋ねると、「スライドに収まるように調整した」と言う回答が返ってくることがありますが、これはアウトです。

基本的に、伝えることがあり、その後にどうやってスライドに収めるか考えます。逆に言えば、スライドに収めるために正確に伝えることを犠牲にしてはなりません。

それに、大体の場合は何かしら文字ポイントか縮尺か何かを工夫することでスライドに収めることはできますし、どうしてもダメなら2枚に分けます。間違っても、スライドに収めるために一部の箱の大きさだけ変える等はしません。

また、バラバラだと単純に見た目が汚くなってしまうデメリットもあります。

受け手に変な疑問を抱かせない、見た目を綺麗にするために、箱の大きさは統一しましょう。

ポイント3:ツリーに色をつける

最後のポイントは、ロジックツリーの要素の箱に色をつけることです。

このように、ツリーの要素の箱に色をつけることで、どこまでがツリーであるか、どこからが各要素の説明(打ち手等)であるかが明確になり、見易くなります。

また、スライド上の線を少なくしてスッキリした印象にする効果もあります。

表を作成する場合にもよく左側の比較軸等に色をつけたりしますが、それと同じです。

一方、以下のようにツリーに色がないと、どこからか各要素の説明か少しわかりづらく、また、各箱の周りが黒線でスライド上が線だらけになってしまい少しごちゃごちゃした印象になります。

ツリーの部分を明確にし、スッキリした印象にするために、ツリーに色をつけましょう。

まとめ:基本の形と作成ポイント3つさえ抑えれば、簡単に見やすい利益改善のロジックツリーが作れる

今回ご紹介した基本の形と作成ポイントを抑えておけば、難しいことは考えず素早く利益改善のロジックツリーが作れるはずです。

もちろん、今回ご紹介したツリーの派生系で別の形もあったりしますが、基本の形が作れるようになれば後は少し手を加えるだけなので、先ずは今回ご紹介したツリーが素早く作れるように練習するのが良いと思います。

例えば、紙に手書きでツリーを書いてみたりするのは、記憶にも定着し安く、基本の形を覚えるには良いと思います。

今回ご紹介した利益改善のロジックツリーの基本の形、ぜひ習得してみてください。

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