最近はもう随分と普及している電子書籍。
今まで僕は紙の本派で電子書籍にはあまりいいイメージがありませんでした。
紙の本特有の手触りや匂いが好きなんですが、電子書籍はなんか無機質な感じ。
読書では3色ボールペンを使って本に書き込みをする派で、電子書籍だと線を引きづらそう。
それに電子書籍での読書は目が疲れそうなどと思っていました。
ただいつも本棚から溢れた本を売ったり捨てているのもあり、電子書籍も試してみようかなと、ついに先日Kindle Paperwhiteを購入して電子書籍の世界に足を踏み入れました(大げさ笑。
電子書籍で読書してみたらあら大変。
購入前に持っていた電子書籍に対するマイナスイメージは、ガラッと変わりました。
そこで今回は、電子書籍で読書を始めた紙の本だいすきな僕が、紙の本と比較した電子書籍のメリット・デメリットを思いつく限り紹介します。
電子書籍のメリット
多くの本を持ち歩ける
電子書籍の一番のメリットは、やっぱり沢山の本を同時に持ち歩けると言うことではないでしょうか。
紙の本だと持ち歩いてもせいぜい2、3冊。
電子書籍なら数千冊持ち歩くことができます。
僕のKindle Paperwhiteに入っている本、あと2ページ分あります(これからもっと購入するぞー)
これだけあれば、その時の気分に合わせて好きな本を読むことができます。
以前は、出かける前にいつもどの本を持って行こうか迷っていたのですが、今はその不安から解消されました。
本棚がスッキリする
僕はだいたい月に6冊〜8冊程度本を読むのですが、これだと結構すぐに本棚から溢れてくるんですよね。
上の段も一杯で、もう一つの本棚もあふれてました
溢れるたびに一定量の本を売るか捨てていました。
今でも紙の本で読書しますが、勉強のための参考書や学術書以外は電子書籍で読むようにしたので、今は本棚がスッキリしています。
検索機能が使える
検索機能が使えるのも、電子書籍の大きなメリットです。
紙の本だと、「あー、あの事ってどこに書いてあったっけ?」と目次を見て、探しているページの検討をつけてパラパラ見ていかなければなりません。
電子書籍なら、検索窓にキーワードを打ち込めば、それに関するページの一覧が一発で出てきます。
同じ本を2度以上読む人や、目的のページだけ本を読む人にとっては、とても便利な機能です。
僕は気に入った本や、勉強のための本は何度も読むので、この機能を活用しています。
簡単にマーカーが引ける
あなたは本を読むときにマーカーは引きますか?
僕は紙の本を読むときには3色ボールペンを使って、気になったところや重要そうなところに線を引くのですが、電子書籍なら指で線を引く箇所をドラッグするだけで簡単に線が引けるので楽です。
電子書籍なら、マーカーを引いたところは一覧から簡単に参照もできます。
簡単に付箋が貼れる
僕は紙の本を読むときに、重要な箇所にはマーカーを引きますが、重要なページには付箋を貼ります。
そのため、常に付箋を持ち歩いていました。
電子書籍ならワンタップでいくらでも付箋を貼ることができるので、付箋を買う必要がない上に持ち歩く必要もありません。
好きなときにすぐ本を購入できる
紙の本だと、気になった本があっても一度本屋さんに行って購入するか、ネットで購入して到着まで待つ必要があります。
電子書籍なら「この本読みたい!」と思ったときに、すぐに購入してダウンロードすることができます。
読みたいときにすぐ読める、これは一番読書のモチベーションの高いときに読めるのと同じことで、大きなメリットです。
紙の書籍と比較して安い
最後に外せないメリットは、やっぱり値段。
基本的に電子書籍の方が紙の本よりも安いです。
まあそりゃあそうですよね。
電子書籍なら製造費がかからず、ただデータをコピーするだけでいいのでその分安くできます。(製造費の分丸々は安くなっていないと思いますが笑)
例えば、僕のオススメの本である「嫌われる勇気」
アドラー心理学で一気に有名になり、ベストセラーになった本です。
この本、電子書籍と紙の本では324円の差があります(Kindleの場合)。
本をよく読むのであれば、この差は大きいです。
更にKindleでは日替わりセール、週替わりセール、月替わりセールと言ったセールが常時行われています。
これが結構安くて、半額になったりします。
本のタイトルも様々なものが安くなります。
電子書籍のデメリット
最初は本を読んでいる感じがしない
僕がタブレットで読書をするのに躊躇っていた理由の一つに、電子書籍だと本を読んでいるというよりネットを見ている感覚になってしまうんではないか、というのがありました。
実際、慣れるまではタブレットで本を読むのは違和感がありました。
ただ人間慣れるもの。
一度慣れてしまえば違和感なく読むことができます。
無機質
紙の本にはなんというか「温かさ」が感じられる気がします。
紙の本なら、紙の手触りやにおい、重さなど本の内容というより本そのもの自体も楽しめる。
電子書籍だとやはり無機質な感じがします。
五感で読書を楽しめないと言ったらいいでしょうか。
その点はどうしても紙の本に劣ります。
空間記憶ができない
紙の本だと、本の内容を文字情報としてだけでなく、空間情報としても記憶します。
あなたも同じ本を2回3回読み返す時に、「あー、だいたい100ページあたりにあのことが書いてあったよなー」と思い出すことがあるんではないでしょうか?
電子書籍だと、そのような空間的位置付けが全くないので、内容を記憶するという点では紙の本にやや劣る気がしています。
ただ後ほど述べますが、僕は電子書籍と紙の本を併用することで、お互いの欠点をカバーしています。
タブレットによっては目が疲れる
電子書籍を読むためのタブレット(スマホでも読める)は色々ありますが、LCDディスプレイのタブレットだと結構目が疲れます。
LCDディスプレイはiPadやKindle Fireに搭載されている、最も一般的なディスプレイです。
僕も当初はiPhoneやiPadで読むつもりだったんですが、目が非常に疲れるのでKindle Paperwhiteを購入しました。
Kindle PaperwhiteはiPhoneやiPadとは異なるディスプレイが搭載されていて、紙の本を読んでいるのに近い感覚で読書を楽しめます。
また、iPhoneやiPadのLCDディスプレイだと、ブルーライトが気になって夜読書するのにためらっていたのですが、Kindle Paperwhiteは殆どブルーライトを出さないのでそこも安心です。
Kindle Paperwhiteについては以下の記事で詳しく説明していますが、もし電子書籍を読むなら絶対にKindleがおすすめです。
紙の本と併用するのがベスト
一度に多くの本をデータとして持ち歩けたり、検索機能などとても便利な電子書籍ですが、やはり紙の本も素晴らしく、今は紙の本と電子書籍を使い分けて読書しています。
- 紙の本:腰を据えて読む本:参考書や学術書など
- 電子書籍:サラッと知識を吸収する本:実用書や小説など
このように使い分けることで、紙の本のデメリットと電子書籍のデメリットをいい感じにカバーできています。
本をデータにすることで部屋がスッキリする、お気に入りの本は紙の本を購入するなど。
あなたも電子書籍と紙の本を使い分けて、快適な読書生活を楽しんでみてはいかがでしょうか。